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2010年2月5日金曜日

高々剣道部 二大会連続《四強》を逸す

去る1月23日(土)ぐんま武道館に於いて「群馬県高校剣道新人戦」が開催され、母校高々剣道部は第四シードで出場したが、目指していた二大会連続四強には一歩届かず、八強に留まった。
 
昨秋の「群馬県高校剣道選手権大会」において、母校は凡そ6年ぶりに県内公式戦で三位入賞を成し遂げ、その余勢を駆って今大会に臨んだ。優勝を果たし、3月の「全国高校センバツ」に出場するまでの実力は持ち合わせないにしても、5月開催の県高校総体で三位以内に入賞し、念願の関東大会出場を果たす為には、ベスト4を死守し第四シード以内に残留する事が必須条件である。
第一試合桐生工業を4-0、続く第二試合中之条高も4-0で撃破したが、ここまでは想定通りと言わせて貰おう。日頃の稽古と選手の実力からすれば当然の結果であり、また選手も「これくらい朝飯前」の気位を持たねば、行く末も知れようというもの。次はいよいよコート決勝、すなわち四強決めだ。対するは高崎北高、女子は昨秋開闢以来の団体優勝を遂げ、今大会でも全国初出場の切符を狙っているが、かたや男子は、ここ迄の戦いぶりから推して、それ程の力はないだろう。この相手のこの戦力なら・・・・・なんと恵まれたポジションに居るのだろう。檄をとばすこちらにも、若干のゆとりさえ生まれる「我等に勝算あり!さあ、もう一踏ん張りだ」。
 先鋒戦は互いに良い所が見受けられず引き分け、続く次鋒戦の相手は上段だが、お世辞にも強さを感じさせない。案の定、力無く打ち下ろした片手面の後に当方が裏からの「摺り上げ面」を先取して一本勝ちし、これでひとまず息をつく。ところが期待の中堅戦では粘り強さが見られず、逆に面を拾われての手痛い一本負け。これで試合は振り出しに戻った。副将戦も先鋒戦と同じく決め手無く引き分けとなり、いよいよ全くの五分で大将戦に突入だ。当方は身の丈六尺を優に越す期待の上段選手である。高校入学後すぐに「上段を執りたい」との申し出があったが、「先ずは中段の気攻めを覚えてから」と制し、半年の辛抱の後、上段に打ち込んだ成果が表われ、最近では相応の結果を残している。その大将戦も大事を取りすぎたため、双方とも中盤まではぎこちなさが目立つ。相手大将に迷いも見られるものの、それにも増して、当方の上段も左拳が定まらず、一本に至る技が無い。「これはまずいな!」と嫌な雰囲気が漂ったその刹那、手元の浮いたところに小手を痛打され一本を献上、ややあって無情の時を告げる笛が鳴り、万事休すとなる。その後準決勝・決勝戦の結果により高々の八位が確定された為、高校総体は自動的に今大会優勝校前橋育英の第一シードと同ブロックの第八シードとなる。平成8年山梨大会以来14年ぶりの関東大会出場を果たすには、大きな障壁が立ちはだかる結果となった。

《選手への辛口短評》

「試合とは、日頃の修行の成果を試しあう場である」という表現に大きな間違いは無いが「技量だけを比べ合い、優劣を決する」単純な物ではない。倒すべき実像の強敵が存在し、打ち勝つべき己の「四戒」(驚・懼・疑・惑)「驕り」と言った虚像の邪心が行く手を遮る中で、勝者となるための資質を有しているか否を試し、それらを克服した者のみに栄誉を与えるのが試合と言う生き物である。そして諸君は、「剣の道」を嗜む武道者であると同時に、勝負に勝たねばならぬ宿命を持ったアスリートなのだ。
難しく言うのは止めよう。要は「技」と「心」を鍛えて勝つのだ。ただし、ナマクラな技でも相手が弱ければ切れるが、強い相手だとそうは行かない。強い相手を切れる技を身に付けよう。心も然りだ。少しばかり手強い相手となると、心が怯んで、萎縮してしまっている。このままでは勝者にはなれない。例え相手が強くとも、「いや、俺のほうが強い筈だ」と根拠の無い自信でも、とり合えず持つことが必要だ。根拠と本物の自信は後から作れば良い。いや、作れる!作って見せるのだ。そして、一番肝心な事は、「剣道は心を打つもの」と心得よう。初めは「そんな真似は出来っこない」と思うかもしれないが、目指さなければ何も出来ないし、そこを掴まなければ一生涯、剣道の強者にはなれない。そもそも自身を振り返ってみれば、負けた時は殆どの場合「心」を打たれているのだ。そして、「相手の心」を打つのは竹刀でなく「己の心」というのが剣道の真理なのだ。また、話が難しくなってきてしまったので、そろそろ終わりにしよう。これからも時間を見つけて、稽古に行くので一緒に頑張ろう。そして残り半年足らずとなってしまった二年生には、より一層の精進を望む。
≪後悔を、先に立たせて歩いてみれば
                 杖を付いたり転んだり≫
「後悔、先に立たず」の諺を揶揄した歌です。後悔しない人間なんてこの世に居ないと言う事だよ。でも、ベストは尽くさなければね。

≪剣友会諸兄へ≫
「高女」で剣道部の部外指導者を始めて5年に成ります。高校の試合では監督や、男女の審判も努めています。母校も今年は健闘していますが、他校は更に努力しており、ベスト4の壁は相当高くなっています。そんな中でも、前高はNO,1~NO,3の座をキープしています。県内低年層の勢力が東高西低である事も一大要因ですが、高々と高女にも出来ない筈は無いと確信しております。今迄幸いな事に剣友会々員のご息女を4人指導させて貰いました。相変わらず強面でなおかつ、髭を生やしているので生徒に怖がられていますが・・・・・・・・・・一昨年と昨年ともに十数回母校で稽古をしました。今年も「出来るだけ数多く」を心がけています。これからも高々&高女にご声援を。 (観戦記共:69期 藤木正行)

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